欅の下の庚申塔(三鷹市牟礼)
東八道路の三鷹台団地の近くの辻に三角地があり、ケヤキの木が立っている。その足元には角柱型の庚申塔がある。一見、笠欠の角柱型かと思ったが、どうもそうではないようである。
この角柱型の庚申塔は明和3年(1766)4月の造立で、日月、青面金剛像、邪鬼、二鶏、三猿の図柄。野ざらしだが保存状態は良い。左側面には「奉石橋供養 講中38人」とあり「願主 浅野門右衛門、高橋兵右衛門」の銘がある。
この辺りは昔は東山谷と呼ばれた地域で、田畑の広がる農地だった。地形図を読み込んでいると、どうもこの辺りは目黒川の支流であった烏山川の源頭のひとつらしい。この場所の標高が51.5m、千歳烏山駅あたりが47.7m、蘆花恒春園あたりが41.2mとなっており、緩やかな小川だったのだろう。
場所 三鷹市牟礼5丁目4-45
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