新川三丁目の石仏(三鷹市新川)
三鷹市新川は野川支流の仙川の上流部の流域の地名。明治初期、野川村と上仙川村が合併した際に新川村と名付けられたのが始まりで、後に三鷹村大字新川となり、三鷹市新川に至る。給田から北西に走る都道117号線の交差点新川三丁目の西側に道の分岐がある。江戸時代から明治にかけてこの田有は谷端と呼ばれた土地で、仙川の左岸にあたる。谷端の名前は仙川に架かる橋の名前に残っている。
分岐している細い方の道が昔からの道筋である。周辺はかつては桑畑が広がっており、農家では養蚕が盛んだったのだろう。この分岐の南側に大きなお宅があり、その塀の凹みに石仏が祀られている。
暫く見入ってみたが何の石仏なのかが分からない。何かの座像である。資料を確認しても不明とある。右側面には「志ん大寺ミち」、左側面には「東▢ごうミち」と書かれているようだ。右は深大寺道だろう、左はわからない。個人宅にこういう石仏が現代まで守られているのは嬉しいことである。
場所 三鷹市新川3丁目6-1
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