« 新川八幡社前の石仏(三鷹市新川) | トップページ | 車返八幡神社の石仏(府中市白糸台) »

2023年12月16日 (土)

車返稲荷神社の庚申塔(府中市白糸台)

府中市の東部に車返団地がある。面白い名前だが、鎌倉時代の話に由来している。源頼朝の話だが、この地域にある本願寺に関係するので改めてそこで書きたい。そもそも府中市を東西に走る府中崖線は多摩川の河岸段丘で、昔暴れ川だった多摩川によって出来た地形。かつて江戸の街に木材を供給した青梅の筏運搬者の帰り道に使われた筏道がこの河岸段丘沿いに通っていた為か、興味深いものが沢山ある。

Cimg0027

飛田給駅から西へ向かい最初にあったのは氏子神社と呼ばれる車返稲荷神社。三角形の広い境内で銀杏の巨樹が見事である。鳥居の先には古い水鉢があり、寛政13年(1750)11月の紀年が入っていた。神殿の前には背丈ほどの大きなお狐様の狛犬が一対あるがこれは新しいもののようだ。境内をいったん出て、東側に回ると庚申塔がある。

Cimg0038

この2基の唐破風笠付角柱型の庚申塔は造立から対として造られたものである。両方とも造立年は寛延3年(1750)11月。右は日月、青面金剛像、邪鬼、二鶏、三猿の図柄でショケラを下げている。左面には「下車返村 講中」の銘がある。左側もほぼ同じ図柄だが、ショケラはなく、青面金剛は合掌であるのと、青面金剛周りが若干異なる。こちらにも「下車返村 講中」の銘がある。保存状態の極めて良い庚申塔である。

場所  府中市白糸台6丁目33-1

| |

« 新川八幡社前の石仏(三鷹市新川) | トップページ | 車返八幡神社の石仏(府中市白糸台) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 新川八幡社前の石仏(三鷹市新川) | トップページ | 車返八幡神社の石仏(府中市白糸台) »