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2023年12月 2日 (土)

春清寺の石仏(三鷹市新川)

三鷹市新川にある春清寺は曹洞宗の寺院。通常禅宗系の寺院は石仏が少ないが、ここは豊富である。創建は江戸時代初めの慶長7年(1602)で、中興の柴田三右衛門は柴田勝家の子孫と言われる。柴田勝家と言えば織田信長の重臣で信長の妹のお市の方の二番目の主人。清須会議にも参加した。

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山門をくぐると正面に本堂があり、右に小ぶりな三重塔がある。三重塔の右手には幼稚園がある。とてもきれいな寺院である。本堂手前の左側に鐘楼と堂宇がある。

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堂宇の右側には駒型の庚申塔が祀られている。日月、青面金剛像、邪鬼、二鶏、三猿が描かれており、明和4年(1767)仲春(2月)の造立年が刻まれている。左側面には「神仙川村東講中9人」の銘がある。

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庚申塔の隣りにあるのは3枚の板碑。右の大きな板碑は上部が欠損している。摩滅が進んでおり戒名が2つ見られるが紀年等は分からない。左奥の背の高い板碑は「逆修」の文字があり、造立年は貞和5年(1249)2月とある。その手前に立てかけてある小さな板碑は文字不詳。

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板碑の左にあるのが舟型光背型の地蔵と角柱型の石柱。舟形の地蔵は顔の部分が凹んでいる。右肩上には「南 ぢんだいじ道」とあるが風化が進んで読めない。どうも庚申地蔵らしい。造立年は宝暦6年(1756)で、左の角柱は明治20年(1887)の馬頭観音である。以前は300mほど南東の三叉路にあったものだという。

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隣りにあるのは地蔵六面堂である。比較的新しいもので、造立年は明治16年(1883)霜月(11月)とある。三界万霊塔のようだが、明治時代のものとしては質の良い地蔵六面幢である。

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鐘楼の脇には珍しい草木供養塔が立っていた。かなり新しいものである。造立年は平成15年(2003)2月。平成以降のものでぼちぼち見かけるようになったが、古いものは山形県にほとんどがある。

場所  三鷹市新川4丁目4-22

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