普門寺前の庚申塔(府中市宮町)
京所道と競馬場正門通りが交差する普門寺前交差点の北西角に古い石塔がポツンと立っている。真言宗の普門寺はこのはす向かいにあり、目の薬師として知られている。
歩道の植込みに設置されているのは板碑型の古そうな庚申塔。造立年は延宝8年(1680)と実際に古いもの。文字は摩滅でほとんど読み取れないが、部分的に解読できるところもある。
「▢▢庚申▢結▢▢▢」の文字があり、八幡宿の銘がある。中折れしているのは戦災だろうか。中折れの上下には願主名が多数記されている。資料によると、普門寺境内の一隅にあったとされるので、本来の場所は分からない。八幡宿はこの交差点から北側に広がる宿場名である。
場所 府中市宮町2丁目25-11 map
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