童心居の庚申塔(武蔵野市御殿山)
井の頭自然文化園は1905年に渋沢栄一が御料地の一画を皇室から拝借して、非行少年を収容する養育院感化部(後の井の頭学校)を創設した地。第二次世界大戦直前に井の頭学校が移設されると小動物中心の小規模な動物園として開園。昭和17年の事である。そして『七つの子』『赤い靴』『青い眼の人形』『シャボン玉』などなど多くの童謡を捜索した野口雨情が大正時代に吉祥寺に住んでいた時の居宅を昭和33年(1958)に公園に移設したのがこの「童心居」である。
その童心居の脇にある竹垣のふもとに自然石の庚申塔が祀られている。灌木に紛れて見失いがちだが、面白い形の庚申塔である。
面には大きく「庚申」とあるが土中に「塔」の文字があるかもしれない。裏面には寛政12年(1800)の造立年が刻まれている。ここに入るには400円の入園料が必要だが、私はおじいさんなので半額の200円であった。
場所 武蔵野市御殿山1丁目17-6 map
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