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2024年1月15日 (月)

東京競馬場近くの馬頭(府中市宮町)

府中市にある東京競馬場、荒井由実の『中央フリーウェイ』で「右に見える競馬場♪」と歌われているが、中央自動車道はフリーウェイではなく有料道路である。日本最大の競馬場で20万人近い観客が入る。2位は千葉県の中山競馬場で18万人弱、3位は京都競馬場で14万人強、4位以下はさすがに10万人には届かない。

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そんな競馬場の周辺には馬頭観音が多数ある。スタンドの真北にあるハケ(崖線)の一画に並んでいる馬頭観音を今回は取り上げた。馬霊塔の周りにも多数あり、各競走馬名が刻まれている。上の写真の馬頭観音は10坪ほどの境内に祀られているもので、大正2年(1913)建之。三面馬頭観音が描かれ、台石には大正2年ア月26日に22頭が火災に遭って亡くなったと記されている。

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前述の馬頭観音の後ろの崖にあったのがこの角柱型の馬頭観世音。こちらは昭和34年(1959)10月の建之で、愛馬キンハク号の弔い。レース中の事故で亡くなったらしい。

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最初の馬頭観音の左には自然石で造られた馬頭観音がある。造立年は明治43年(1910)6月。下部には陰刻の馬姿が3頭見られる。これら以外にも周辺には沢山の馬頭観音があるが、さすがに多すぎて一部しか紹介できない。

場所  府中市宮町3丁目21番地先  map

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