井口八幡入口の庚申塔(三鷹市井口)
都道の新武蔵境通りは随分と広くてきれいな幹線道路になった。歩道も広く、自転車との住み分けが出来ている。この南北を貫く街道はもともと江戸時代からあった街道である。江戸時代に開墾された井口の鎮守である井口八幡があり、その入口のビル前に堂宇がある。
井口八幡神社は井口新田開発に伴って元文元年(1736)に創建された。入口の堂宇の中には駒型の庚申塔が祀られている。こうして個人の信心によって守られている石仏は特に魅力がある。庚申塔の造立年は文化6年(1809)9月と刻まれている。
駒形の庚申塔は日月、青面金剛像、邪鬼、三猿の図柄で、この辺りでは珍しく左手にはショケラを下げている。「上連雀井口新田施主講中」の文字があり、石質に難がありそうなのにしっかりと守られてきた感じがする。
場所 三鷹市井口1丁目10-7 map
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