芝間稲荷の庚申塔(府中市南町)
郷土の森のある府中市南町5丁目、6丁目あたりは昔は芝間と呼ばれた地域だった。西側の4丁目は下河原という地域。こういう古い地名が消えて〇丁目となっていくのは残念でならない。
芝間稲荷神社の創建は不詳。この辺りの村々は多摩川の洪水があると近くの別の場所に移転するという歴史を辿っている。洪水と共に歴史の記録も消えた可能性が高い。この稲荷神社の一画に庚申塔がある。
左の舟型の庚申塔は日月、青面金剛像の図柄で、下部や基壇に三猿を探すも見当たらない。造立年は文化7年(1810)11月とある。「芝間講中」による建之。右の駒型の庚申塔は、日月、青面金剛像、邪鬼、二鶏、三猿と多く描かれているが、造立年が分らない。どちらの願主名にも、林姓、小林姓が多い。
場所 府中市南町6丁目46-1 map
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