玉泉寺の石仏(狛江市東和泉)
小田急線和泉多摩川駅前にある天台宗の玉泉寺。山門は駅とは反対側の東側にある。駅側は寺の裏にあたる。鎌倉時代からの鎌倉街道は現在の松原通り沿いに北から、御台橋~田中橋を経て泉龍寺脇を少し東へ回り、水道道路の入口あたりを通って玉泉寺の東側を通っていたので、駅の反対側に山門があるのは当然で、駅がずっと後に出来ただけである。
玉泉寺の創建は永正元年(1504)、その昔は多摩川の右岸にあり大輪寺と言ったらしいが西暦600年頃の話なので真相はどうだろう。多摩川の左岸(狛江市側)に移転したのが1504年のようだ。東側の山門は閉じていて、隣接する玉泉寺照隈殿の脇の入口から境内に入る。境内に入るとすぐに本堂があり、南側に墓所が広がっている。今となっては駅前が墓所である。境内に入ると山門の脇には霊場を表す石仏群がある。
色々な観音像や線刻の自然石の石仏が所狭しと並んでいる。なんだか別世界に入ったような感覚になる。そこから山門の裏に行くと、2基の石仏が祀られている。左が丸彫の地蔵菩薩像、右は笠付角柱型の読誦塔である。
地蔵菩薩像は宝暦13年(1763)12月の造立。基壇には「奉造立地蔵尊像一躰」とあり、脇には「多麻郡世田谷領緒方村 願主敬白」の文字と願主名がある。小川姓が多い。右の笠付角柱型の読誦塔は正面に「奉読誦普門品供養塔」とある。造立年は寛政4年(1792)3月。「武州多麻郡和泉村 本願主 荒井新右衛門」の銘がある。その右手にも小さな馬頭観音等の石仏が多数並ぶ。
場所 狛江市東和泉3丁目10-23 map
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