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2024年6月 1日 (土)

山崎通りの石仏(稲城市大丸)

円照寺前から山裾を南東に向かう道が山崎通り。古くから丘陵の裾に延びる道である。近年宅地開発が進み丘陵の上は向陽台という大きな街になっているが、1980年頃までは丸々山であった。低地の山崎地区から斜面を登って向陽台に向かう天神山通りと、山崎通りが交差するところに小さな墓所がある。

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以前はいささか鬱蒼とした雰囲気の崖に切り開かれた墓地だったが、最近とてもきれいに改修された。まるで新築民家のようなフェンスの裏側には小さな墓苑がある。階段を上ると左側にある御影石の堂宇に、地蔵菩薩と庚申塔が祀られている。ここに地蔵と庚申塔が祀られた経緯が下部にあり、「道路拡大小路の為稲城市より償金を受取り善意と信仰により須恵ハツエ氏の協力を得てこの地に地蔵堂を再建し供用する(昭和40年5月)」とあるが、これは以前の木造の堂宇のことだろう。左端に「令和6年春彼岸改修」とあるのがこの御影石の堂宇にした時だと思われる。

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庚申塔は舟型光背型で、日月、青面金剛像、邪鬼、二鶏、三猿が描かれている。造立年は元文5年(1740)3月、「奉建立庚申供養」の文字と「武刕多摩郡大丸村」の銘がある。庚申塔の下の基壇は実は右の丸彫地蔵菩薩の基壇であったもので、堂宇をこじんまりとしたのでこういう組み合わせになったようだ。その基壇には享保12年(1727)3月の造立年と文字が見える。「奉霊〇〇地蔵〇〇・・・念仏講中」とあり、ゼニゴケで読み取れない。資料に依ると「奉造立地蔵大菩薩二世安楽 武州多摩郡大丸村念佛講中」と書かれているようだ。

場所  稲城市大丸68  map

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