一ノ宮の地蔵庚申堂(多摩市一ノ宮)
京王線聖蹟桜ヶ丘駅から南へ下ると都道20号線(川崎街道)を横切る。駅ビルの別館オーパ(ショッピングビル)前の聖蹟桜ヶ丘駅前交差点から西へ川崎街道を進み、次の信号で路地を南に入ると、その先の辻に堂宇がある。ちょうど大きなマンションの裏庭のフェンスが堂宇のところだけ凹んでいる。
堂宇の中には複数の石仏が祀られている。この辺りの古い地名は一ノ宮小字下向田。都道は後に取り付けられた大通りだが、元々この辺りは一面の田んぼで、戦後都道が開通した。ここはそれ以前の村道の辻だったのである。
中央の丸彫地蔵は御影石製のごく近年のものだが、右の舟型光背型の地蔵菩薩像はそれなりに古そうである。ただし何も文字が確認できない。左の櫛型角柱型の石塔は、多摩市の資料によると庚申塔らしい。造立年は天保8年(1837)で、摩滅しているが「奉造立庚申供養」「武州多摩郡一ノ宮村」の銘があるようだ。
場所 多摩市一ノ宮3丁目4-6
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