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2024年11月17日 (日)

並木稲荷下の地蔵(多摩市和田)

野猿街道(都道20号線)と都道157号線の丁字路は大きな交差点だが、信号機には交差点名がない。「和田」としてもおかしくはない気がするのだが、ここで起きた事故を報告するのは大変ではないかと心配する。交差点名は何かあった時に必須なものなので「多摩二小前」でも「並木公園前」でもいいから付けてほしいものである。

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この丁字路の交差点、脇には小川というか水路が流れている。川の名前は分からない。丁字路の少し聖蹟桜ヶ丘寄りから路地が奥につながっている。竹藪が見える。それを進んでいくと、丸石の擁壁があり、その角に地蔵菩薩がコンクリートブロックに囲まれて立っていた。立っていたというよりは丸石の擁壁に寄りかかっていたというのが正確である。かつてはここに庚申塔もあったらしいが、今はない。

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舟型光背型の地蔵菩薩立像は誰かが危害を加えたものとしか思えなかった。さすがに重くて元に戻すことは不可能であきらめた。失敗して壊してしまってはさらに大ごとになってしまう。地蔵菩薩は文政7年(1824)8月の造立で、「當所念仏講中」の文字がある。擁壁の上にあるのは並木稲荷神社だが、鳥居はあるものの民家のような入口があるだけで、お参りは石段の下で済ませてしまった。

場所 多摩市和田72

東京:時代の痕跡を歩く(ぼのぼのぶろく)

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