庚申湯の庚申塔(西東京市芝久保町)
西東京市(旧田無市)芝久保町の南の端、向台町との境には石神井川の上流が流れており、町境の街道である府中道が南北に走っている。石神井川を庚申橋で渡り北側の芝久保町に入ったところに「庚申湯」という銭湯がある。戦後まもなくから半世紀以上ここで営業している。都市では消滅が進んでいる銭湯だが、川のほとりにあることが極めて多くここも例外ではない。
庚申湯は月曜と火曜が休業らしい。銭湯の北側に塚があり、その上には覆屋に守られた庚申塔が祀られている。この庚申塔がもとで庚申湯ができ、石神井川の橋の名前も庚申橋となったのは間違いないだろう。府中道はおそらく江戸時代以前からの村街道だったと思われるが、今の府中道は青梅街道田無から鈴木街道までの道である。
小高い塚の上にある庚申塔は笠付角柱型で、立派なもの。日月、青面金剛像、三猿のシンプルな図柄だが、正面には「奉造立庚申講供養為二世安楽」の文字と、「武刕多摩郡田無村芝窪 同行30人」の銘がある。造立年は宝永3年(1706)9月と書かれている。存在感のある庚申塚、庚申塔である。
場所 西東京市芝久保町1丁目13-2






















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