やすらぎのこみちの地蔵(西東京市田無町)
青梅街道から久米川街道へ曲がってすぐに、馬頭観音の堂宇と相対するように野ざらしの地蔵菩薩像が立っている。久米川街道と交差する小道は「やすらぎのこみち」という遊歩道で、かつては青梅街道の北側に流れていた田無用水の暗渠である。
やすらぎのこみちに対して、青梅街道の南側にあるのが「ふれあいのこみち」でそちらも田無用水の暗渠。古地図ではどちらも水線だが、青梅街道の幅員は5間(約9m)もある広い街道で、久米川街道は3間(5.45m)と狭いながらも牛馬が往来できる広さ。地蔵には摩滅して読めないが、「右 くめ川 をんだ 左 をめ」とあったらしい。古地図を見ると久米川街道は青梅街道と並行して久米川へ至っていたようにも見える。
地蔵菩薩はくし形角柱型で陰刻に彫り込んである。造立年は安永8年(1779)で、おそらくは青梅街道と久米川街道の分岐点にあったものではないかと思う。青梅街道と南北それぞれの田無用水までの20~50mが街道筋の地割による奥行で、細長い土地だったことがわかる。
場所 西東京市田無町7丁目2-1
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