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2025年3月 2日 (日)

南芝久保庚申塔(西東京市田無町)

府中道が西武新宿線を渡る踏切の北側に覆屋があり、大きな庚申塔が祀られている。庚申塔は田無町の東の端にある。庚申塔の背後にある大きな建物はシチズン時計の本社。1936年にこの地に工場が出来、当時は工作機械の生産、戦時中は兵器製造などを行った。戦後は時計の製造がほどんどになっており、現在のシチズン時計の拠点である。

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庚申塔の堂宇はシチズン時計の厚意で建てられたもの。田無市(西東京市)の基盤産業の役割を果たしている。祀られている庚申塔は大きなもので、笠付角柱型。日月、青面金剛像、二邪鬼、二鶏、三猿が描かれている。邪鬼が2頭というのは珍しいもので、青面金剛は左手に大きめのショケラも下げていた。

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尊像脇には「奉造立庚申尊像」の文字。造立年は延享2年(1745)9月で、今年の大河ドラマ「べらぼう」の蔦屋重三郎はこの5年後に生まれている。まさに江戸が華やかなりし時代で、多摩の農村もそれなりに豊かになっていた時代だろう。「武刕多摩郡田無村芝久保 講中38人」という銘もあり、それだけの人口があったと思われる。

場所 西東京市田無町6丁目1-12

東京:時代の痕跡を歩く(ぼのぼのぶろく)

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