題目庚申塔(西東京市下保谷)
西東京市の下保谷の西の端、道を渡ると栄町になる保谷一小角の交差点の北東角に石塔が立っている。この交差点は昔からの道の交差点でもあり、古い小字としては西側の栄町には中島、入西、入道、入南などがあり、東側の下保谷には西松木、東松木があった。
ブロック塀に囲まれて車から守られている石塔には「南無妙法蓮華経」の文字があり、その下に「庚申塔」の文字がある珍しいもの。右面には「天下泰平国土安全」の文字があり、左面には寛政10年(1798)の造立年が刻まれている。昔は塔身の上部が少しだけ出ていたが、道路拡幅工事の際に発掘したもの。
下保谷村は日蓮宗の村で、そのために題目に加えて庚申塔の文字があるこのような庚申塔を造立したのだろう。台石には下保谷新田の農民が本村の講中に加入しているのがわかるらしい。講中列名の後尾に「新田」の5人の名前がある。日本人はこのように違うものを一つに習合させるのが得意な民族であると感心した。
場所 西東京市下保谷2丁目1-1
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コメント
いつもお世話になっております。
西大泉を回ったついでに、下保谷の福泉寺へ寄った道すがら、近くに馬頭観音を一基見つけましたので、ご一報いたします。
場所は下保谷3-17-16にある「下保谷三丁目もみじ緑地」の入口左脇ですが、敷地的には隣のセブンイレブン側になるかもしれません。文字だけのシンプルなものです。
ちなみに、福泉寺(下保谷3-11-17)の山門を入って南側の裏手にも、隠れるように馬頭観音が一基置かれていました。
こちらのほうが造りも立派で、既にご存じかもしれませんが、一見の価値があると思います。
投稿: 神崎 悟 | 2025年7月19日 (土) 22時14分
神崎 悟さん
いつもありがとうございます。下保谷の東側はまだ足を踏み入れておらず、たいへん参考になりました。とりわけ路傍の石仏は民俗文化財としては極めて貴重なので、ぜひ訪問したいと思います。猛暑の日々、くれぐれも熱中症にはお気を付けくださいませ。
投稿: ぼのぼのぶろぐ管理人 | 2025年7月20日 (日) 11時09分