どやの坂下道祖神(府中市白糸台)
道祖神は道の神とされ、境界を守り、悪いものを払う神と信じられてきた。ドウソジンのほか、ドウロクジン、サイノカミなどとも呼ばれ、庚申塔とも少し似た存在でもある。観光的には安曇野の道祖神などが有名だが、全国のあちこちに現存している。また単体のもの、双体、文字塔、石祠など複数の形態がある。
どやの坂は府中市白糸台の多摩川河岸段丘にかかる坂道で、坂名の由来は不明。どやの坂を下った辻にあるのは角柱型の道祖神、隣には上部が折れて無くなった古い道祖神がある。この坂下から多摩川側は昔はほぼ田んぼだった。ここが集落と田んぼの境だった。
左の新しい道祖神は再建の物。正面に「道祖神」と大きな文字があり、側面には平成3年(1991)12月の造立年と井出源次郎の銘、そして「上車返」の文字がある。右の古いほうには「□□返村」の文字が見えるが、府中市の資料には正面に「道祖神」の文字と、側面には「村上分中」とあると記載されており、違うものだろうか。
府中市白糸台4丁目26番地先
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