富士見通りの庚申堂(武蔵野市境南町)
連雀通りは三鷹市牟礼から国分寺市本多へ続く近代の街道。武蔵境駅から南へ下ると、連雀通りの前に富士見通りを越える。なぜ富士見通りの名前になったのかはわからない。この辺りは北も南も東も西も標高60mちょっとで、尾根道ではないので、富士山が見えるかどうかは疑問である。この富士見通りの辻に大きな庚申堂がある。
頑丈に作られた庚申堂の中に祀られているのは、笠付角柱型の庚申塔が1基のみ。日月、青面金剛像、邪鬼、三猿の図柄で、造立年は宝暦2年(1752)11月とある。「堺邑講中9人」の銘があるが、堺=境、邑=村だろう。
さすがに保存状態はよく、玉垣は平成11年3月に新しく作られたもので、堂宇脇に庚申講中が立てた説明版がある。要約すると「この庚申塔は先祖がこの地を開拓した頃に建立。(中略)この庚申堂は昭和7年11月に新しく建てられ、昭和39年に屋根を銅板葺にし、平成11年には玉垣の新調と建物補修を行った」とある。
場所 武蔵野市境南町3丁目25-4
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