路傍の地蔵堂(小金井市中町)
小金井市のハケの道は野川の北側(左岸側)にあり、高低差が15m~20mの崖が続いている。何度かこれまでも出てきたが、国分寺崖線の一部で、大昔の古多摩川が削った河岸段丘である。このハケの道沿いには湧水も多く、地表面の土層の下には富士山の火山灰が層をなし関東ローム層を形成、その下には水を通しやすい武蔵野礫層、さらにその礫層の下には粘土層があって、この礫層の下部(粘土層の上)を地下水が通っている。
ハケの道は江戸時代から明治大正にかけて青梅の木材を多摩川を筏で流して六郷に運び、そこから戻る職人たちの街道でもあった。そのため路傍の石仏も多い。白伝坊の坂とおお坂(中念坂)の間に道幅が変化するところがあって、そこに鉄骨とコンクリートで造られた覆屋がある。
覆屋の中には舟型光背型の地蔵菩薩立像とみられる石仏がある。上部には阿弥陀三尊像の種子が刻まれている。右脇に文字があるがまったく読めない。後ろにあるのは昔の石仏の基壇と思われる。文字があるが、舟型の地蔵との間がくっついていて読めなかった。従って造立年も不詳である。
場所 小金井市中町1丁目9-5
| 固定リンク | 0




コメント