北関野八幡神社の庚申(小金井市関野町)
北関野八幡神社(関野八幡神社)は江戸時代の中期、享保年間の創建。当時はこの辺りを関野新田と呼んだようだが、小金井市の武蔵野台地のあちこちに新田のつく地名が残っており、武蔵野の林を切り開いて農地を開墾した当時の人々の苦労が感じられる地名である。
北関野八幡神社はこの関野新田の鎮守で、もとあった場所から昭和18年(1943)に移転したという。その場所は小金井公園の東門あたりだというから、現在の武蔵野市桜堤にあたる。戦前までは桑畑などが広がる農地だったが、太平洋戦争直前には地図が真っ白になっており、昭和15年(1940)の紀元2600年記念事業で小金井大緑地が造られた。
境内社の中で本殿並みに目立つのが、脇にある猿田彦神社。頑丈な堂宇の中に祀られている。堂宇の前にある御影石の石柱には、「寄進 平成14年6月 庚申堂壱棟 内田雪雄」とあるので比較的新しい堂宇である。
堂宇の中には一基の駒型庚申塔が祀られていた。これが猿田彦神社の御本体だろうか。日月、青面金剛像、邪鬼、三猿の図柄で、延享3年(1746)7月の造立。関野八幡神社の創建とほぼ同年代である。庚申塔には「奉刻彫青面金剛供養」「武刕多摩郡関野新田願主」の文字がある。
場所 小金井市関野町1丁目5-2
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