三叉路の地蔵尊(東久留米市中央町)
東久留米市中央町にある六仙公園はとても広い市民の公園で、この辺りの昔の字名が六仙だったことに由来する。六仙の西の地区が古くは川南と呼んだらしい。少し南を通る所沢街道に並行した道が前沢村の中心地に向かう北への道と、そのまま西進して所沢街道に戻る道が分岐する三叉路に小さな地蔵堂がある。
後の三角地帯は中央第七緑地という小さな公園。この地域が川南と呼ばれたのは北に黒目川支流の落合川が流れていたからではないかと思う。現在は東西の道が六仙通りといい、北に向かうほうが神明通りという。神明通りを進んで落合川を渡る橋が地蔵橋という名前だが、この三叉路の地蔵との関係は分からない。というのも橋までは500m近く離れているからである。
堂内の地蔵菩薩像は本来は舟型光背型の地蔵菩薩立像だが、なぜか頂部に頭がついているユニークなもの。造立年は享保3年(1718)9月で、紀年の下に「神明山」の文字がある。調べてみると落合川の近くに神明山公園という小さな公園がある。古い地図(大正~昭和中期)を見てみると神明山は落合川の辺りの地名で、今も南沢神明社(旧神明山の鎮守)がある。
場所 東久留米市中央町5丁目3番地先
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