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2025年10月13日 (月)

老松橋脇の庚申塔(東久留米市南沢)

多聞寺境外墓所から少し東に行ったところで、東久留米市駅から南へ伸びる竹林公園通りに出合う。竹林公園は老松橋を南にわたって少し行ったところにある湧水の公園。市が設置した公園だが、落合川流域にある湧水の中でも代表的な場所で、東京の名湧水57選にも選ばれている。この竹林公園北の老松橋左岸に庚申塔がある。

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丁字路前はカーブになっていて、その一角に庚申塔と常夜燈が立っている。庚申塔は笠付角柱型で、日月、青面金剛像、邪鬼、二鶏が描かれており、基壇には三猿が陽刻されている。左面には造立年の宝暦7年(1757)10月が刻まれ、武刕多摩郡南澤邑、願主神藤傳右衛門の銘がある。右面には「奉造立青面金剛御像講中 安全諸願成就之所 講中18人」とある。

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基壇には道標も刻まれ、「南 保谷村、田無村道、西 前沢道、東 清戸道」とある。脇に立つのは常夜燈のようで、こちらは文化元年(1804)6月の建立。正面には「青面金剛常夜燈」、右には「石尊大権現 大天狗小天狗」、左には「榛名大権現」の文字がある。また武州多麻郡南沢村下組の銘もある。

場所 東久留米市南沢1丁目2-6

東京:時代の痕跡を歩く(ぼのぼのぶろく)

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