五差路の地蔵堂(東久留米市南町)
西東京市(旧田無市)と東久留米市の境界の辻に地蔵堂がある。この辺りは江戸時代は柳窪新田という土地で、地蔵堂の位置は東久留米市側にあり東西に延びる道は久米川街道と呼ばれる。田無方面に向かうと田無町で青梅街道に出る。
北に延びる道も古くからある道で、10分ほど歩くと所沢街道に出ることができる。堂宇は立派なもので、手前に「柳窪新田自治会管理」とあるので、今もまだ柳窪新田としてのコミュニティが残っているのだろう。近年はこの地蔵は田無側の下田家の管理になっていたという情報があるが、昔の柳窪新田としての集団で保存しているのは好ましい形かと思う。
祀られているのは舟型光背型の地蔵菩薩立像で、宝暦13年(1763)8月の造立。「武刕多摩郡柳窪新田 石橋建立」の銘があるが、この場所にはかつて玉川上水の水を引いた農業用水が掘削されていたらしい。その水路に架けた石橋の供養として建立されたものと思われる。
場所 東久留米市南町2丁目1番地先
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