西原町の馬頭観音(西東京市西原町)
街道の交差する田無の北原から所沢街道を北西に進むと、600mほどで府中道の分岐がある。ここから南へ行くと旧青梅街道をクランクで横切って小金井方面に街道が伸びていた。旧青梅街道のクランクには田無上宿の庚申塔がある。
西原町の辺りも昔の地名は北原だったようだ。南へ下り青梅街道周辺に行くと田無でかなり大きな宿場町だった。この三叉路分岐近くに馬頭観音があるのは自然である。昔の所沢街道は道幅四間(7.2m)、府中道は道幅二間半(4.5m)だから当時から広い道で、牛車や馬車が通る道幅だった。ちなみに青梅街道は五間(9m)とさらに広かった。
堂宇内の馬頭観音は座像。板状駒型か板状くし形が微妙だが、下部に尊像が陽刻されている。造立年は寛政9年(1797)7月と記されている。左側の文字は欠損と摩耗で読み取れない。「〇所澤〇〇衛門」とある。この辺りは今でも農地が多く残っており、昔ながらの広い農家も散見されるのどかな地域である。
場所 西東京市西原町1丁目9-13
| 固定リンク | 0




コメント