小沢農園の庚申塔(東久留米市南町)
新青梅街道を走ると眼前に飛び込んでくる田無タワー。当初東京都西部の通信インフラ整備のための電波塔として電電公社(今のNTT)が建てたものだが、地元のお金持ちが道楽で建てたなどという都市伝説もあった。高さは195mあり、完成した1994年には都心以外にはこんな高い構造物はなかったから本当に目立ったが、今でも田無のランドマークである。
田無タワーの北方向、約200mほどのところの小沢農園の角に庚申塔が祀られた堂宇がある。新青梅街道ではなく一本北側の久米川街道(柳新田通り)にある。柳新田通りはこの辺りが柳窪新田という土地だったことに由来、ヤナギクボではなくヤギクボと昔から呼ばれていたようだ。覆屋の中にあるのは駒型の庚申塔で、日月、青面金剛像、邪鬼、二鶏、三猿の図柄で、青面金剛像は蛇頭を巻き、ショケラを下げている。
右側面には「奉供養庚申塚」と書かれ、左面には明和元年(1764)11月の造立年とともに「武刕多摩郡柳久保新田講中16人」の銘が刻まれている。また「是より左 ふちう道」とも書かれており、ここから南西に行くとやがて府中に行くことができる。
場所 東久留米市南町2丁目5番地先
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