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2025年12月 3日 (水)

東京街道の馬頭観音(小平市花小金井)

都道227号線の通称は東京街道という。もとは江戸街道と呼ばれていたが、その名が徐々に東京街道に変わっていったのだろうか。並行して南には旧青梅街道、北には新青梅街道があり、その間の道。東大和で新青梅街道と分岐してから、萩山を経て、田無で旧青梅街道に合流するまでの道で、なぜ江戸街道や東京街道と言った大それた名前になったのだろうと疑問を覚えた。

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東京街道の花小金井に民家の一角を境内にして一基の角柱型の馬頭観音が立っている。正面には「馬頭観世音」の文字と造立年が刻まれ、文久元年(1861)11月の紀年が見られる。文久年間は幕末の3年間、福沢諭吉が欧州に向かい、薩摩藩がイギリス人を殺した生麦事件と薩英戦争、長州藩が起こした下関戦争など、西洋の先進諸国にボコボコにされた時代である。

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そんな時代であったが、庶民は江戸の中心部へ作物などを牛馬で出荷するために、街道筋を通っていた江戸時代然とした風景が想起できる。馬頭観音の右面には「武州多摩郡の中村 世話人村役人中」の文字、左面には「施主辰五郎」の銘がある。

場所 小平市花小金井3丁目1番地先

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