貴船神社の道標(品川区西品川)
品川区西品川にある貴船神社は和銅2年(709)の創建と伝えられる。昔は南品川宿枝郷三ツ木という地名だった。品川の神社はどれくらい古いのかはよくわからないものが多い。荏原神社も和銅2年、品川神社は文治3年(1185)といい、奈良の丹生川上神社より高麗神(龍神)を勧請し、この貴船神社の地に創建という説と、目黒川畔の荏原神社に勧請したという説があるようだが、いずれにせよ1300年も昔のことだからあてにならない。
貴船神社は再開発が進んだ大崎の高層ビル群から見下ろされることになってしまったが、それでも標高19mの地にあり、小高い土地の上である。ちなみに品川神社は16m、荏原神社は3mである。とはいえ荏原神社も目黒川の流れに合わせて社を移転しているが、この貴船神社の場所が最初と考えるのが自然な気がする。
貴船神社の境内にあったのが、観音道標と呼ばれる石柱。角柱型で、「左 北品川、西 めくろ、右 南品川」と刻まれている。造立年は文政11年(1828)3月で、建立は松原氏によるものらしい。明治時代以前は神社の北側が居木橋村、西が戸越村、南が下蛇窪村となっている。
場所 品川区西品川3丁目16-31
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