黄金の水と地蔵幢(小金井市本町)
JR中央線武蔵小金井駅から少しだけ南に下った前原坂上の東側の路地にあるのが井戸「黄金の水」と地蔵堂。もともと武蔵小金井駅前のこの南北の都道15号線沿いには用水路が流れており、南流した用水は前原坂上の交差点辺りで東に流れを転じていた。この東に向かう都道は連雀通りで、西武多摩川線の東側の道路わきに水路跡の痕跡がある。
もともと水路だった傍に井戸があるのもいささか不思議だが、国分寺崖線の上だからかなり掘らないと水は出ないように思う。井戸の脇の説明書を読むと、この井戸の掘削は平成16年(2004)とあった。やはり昔からの井戸ではないようだ。井戸の後ろには六角堂があり、これが地蔵幢である。覆屋の下には六角幢と丸彫の地蔵が祀られている。
六角幢は立派なもので、宝永4年(1707)9月の造立とある。「奉建立地蔵壹品念仏講中為二世安楽也」と書かれており、「武刕多麻郡小金井村念仏同行46人」とあることから、この地の念仏講中で建立したものらしい。脇にある丸彫の地蔵菩薩像は大正8年(1919)3月に造立されたもので、「小金井村六地蔵講中」の銘があるので、六角幢を守ってきた講中が建てたものである。
場所 小金井市本町1丁目7番地先
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