墓地前の廻国供養塔(東久留米市浅間町)
東久留米市浅間町は落合川よりも南東側の地域で、かつては落合村の一部であった。旧道の落合橋で落合川を渡り南へ進むと、まもなく墓地があり、墓地前に覆屋がある。
墓地の西側には長寿池という湧水があり、湧水が落合川に流下している。この辺りは湧水が多く、古代から人が生活を営んできた土地である。覆屋の傍には説明版がある、回国供養塔の説明に加えて、「この回国供養塔は、はるばる讃州(香川県)豊田郡から旅をしてきた全無という人物が、落合村の人々の協力を得て建立したものとある。
回国供養塔は櫛型角柱型で、正面に「奉納大乗妙典六十六部日本廻国供養塔」とあり、その右に宝暦13年(1763)10月の紀年と「讃州豊田郡北岡村願主全無」の銘がある。左には「武州多麻郡落合邑世話役 名主大野平次良、細田清兵衛、細田半三良、惣村中」とあり、造立のいきさつが分かる。
場所 東久留米市浅間町2丁目5-8
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