海岸寺の石仏(小平市御幸町)
小金井市の北にあるのが小平市、玉川上水が境かと思いきや、意外に市境は上水から離れたりくっついたりで凸凹している。ただ小金井街道の小金井橋から西側、茜屋橋までは玉川上水が市境である。この小金井橋の近くにあるのが臨済宗の海岸寺。臨済宗は曹洞宗とならぶ禅宗系の宗派。京都の建仁寺が本山である。
海岸寺の創建年代は不詳だが、江戸時代元文年間(1736~1741)には当地に引寺されたようだ。参道を進むとケヤキ造りの茅葺屋根が見事な山門があり、極めて貴重な建築物である。参道の入口には大きな2基の石塔がある。
左の道路側がくし形角柱型の馬頭観音。正面には「馬頭観世音」の文字、基壇には願主名や村名が多数刻まれている。造立年は慶応3年(1867)10月。右は自然石で造られた庚申塔。基壇には講中の文字がある。造立年は天保4年(1833)10月と刻まれている。
山門をくぐり本堂にお参りし、西側に出ると背の高い馬頭観音と六地蔵が並んでいた。馬頭観音は背丈以上の高さがあり、文政6年(1823)3月の造立。「26軒講中」の銘がある。六地蔵は丸彫の立像で、明治33年(1900)4月の造立。「念仏講中13軒」の文字が刻まれていた。
場所 小平市御幸町318
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