落合三叉の庚申塔(東久留米市新川町)
東久留米市新川町の旧道の三叉に庚申塔の堂宇がある。三叉の北側の道は浄牧院に向かう道、南側の道は南沢の多聞寺に向かう道で、その分岐点にある。この辺りは昔は落合村で川岸という字名だった。すぐ先には落合川が流れていたのでついた地名だと思われる。
駒型の庚申塔は、日月、青面金剛像、ニ邪鬼、三猿の図柄で、邪鬼が複数あるのは珍しい。邪鬼の表情がユニークである。造立年は文久3年(1863)7月、「多摩郡落合村」の銘があり、基壇には「惣村中」と大きく刻まれている。世話人として、西川家など5人の名前があるが、幕末のこの時代になるとそれぞれに苗字がついている。
左にあるのは、僧形の刻まれたくし形角柱型の供養塔で、仏形の下に「霞月禅定門霊位(ヨ+大は霊の俗字)」とあり、文久2年(1862)8月の紀年がある。庚申との関係は分からない。昔はこの庚申塔は南側の道路に面して建てられていたというが、いつからか三叉の頂点に東向きになったらしい。
場所 東久留米市新川町2丁目8-11
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