金山森の広場の観音(東久留米市金山町)
東久留米市金山町(かなやまちょう)は昔は金山(こうやま)という字名だった地域である。黒目川左岸の斜面に広がる地域であり、一般的に金山と呼ばれるのは鉱山があったり、鍛冶屋がいたりしたことに由来するが、この土地の起源は不明。ただ、氷川神社の前の坂は昔から金山坂と呼ばれているらしく、古くからの呼び名であることは違いない。
金山坂の少し東側に武蔵野の森を保全したエリアがある。「金山森の広場」というこの場所は自然豊かな雑木林が残されており、東久留米市が保全に努めている土地のひとつである。市ではここ以外にも前沢、柳窪、南町などに計5ケ所の森の広場を保全している。この金山森の広場の北側のネットの切れ目に角柱型の石仏がある。
かなり摩滅はしているが、正面には十一面観音像が陽刻されており、「十一面・・」の文字がある。造立年は文政9年(1826)とあり、左面には「武刕多摩郡 神山村」の文字がある。しかし観音像の頭部にはかすかに馬頭らしき造形もみられるので、もしかしたら馬頭観音と混じって造られたのかもしれない。
場所 東久留米市金山町1丁目14番地先
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