清戸道の馬頭観音(新座市栗原)
東久留米市旧落合村を散策していたら気づくと埼玉県に入っていた。ただしローソンのある交差点までは都道234号線、それより東は県道24号線になるので、この無名の交差点が境と言えるかもしれない。行政上の境は確固たるものではなく、昔のある一時点に決めたものを役人都合で頑なに守っているだけのものが多い。
ローソン前の無名の交差点ははるか昔から街道の辻だった場所。南から来る所沢道と東から来る清戸道がここで出合い、北に街道は進む。これより少し北の地域ではこの街道(所沢道・清戸道)が都県境になる。清人道は練馬区から清瀬(昔の清戸)を結ぶ街道で、農産物運搬の重要な街道だった。ローソンの向かいの駐車場に覆屋がある。
堂内にあったのは御影石で造られた比較的新しい石塔で、正面には「馬頭観世音」の文字がある。右面には昭和19年(1944)3月の造立年があるが、左面の願主名などは御影石の模様のせいで読み取ることができない。この街道筋の要衝に馬頭観音があることからも、この道が農産物の往来に重要な道だったことが分かる。
場所 新座市栗原3丁目11-33
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