八軒の庚申塔(立川市栄町)
立川市から北、および北東に延びるバス通りは、高松二丁目交差点で北へ向かう芋窪街道と北東へ向かう立川通りに分かれる。分岐点の角には看板が林立し、その陰に木造家屋が立っている。芋窪街道側に回り込むと、隣地との間には万年塀があり、その前に石塔が並んでいる。
ちょっと面白い場所にまとまっているが、手前の大きな角柱型の石仏は庚申塔で、正面には「庚申塔」の文字、造立年は天保4年(1833)4月とある。基壇には三猿が陽刻されており、正面の庚申塔の字の脇には天下泰平、国土安全と書かれている。側面には、當所講中とあり、その下に三鴨姓、矢嶋姓などの願主名がある。
手前の手水鉢も古そうで、正面には「奉納」の文字、脇には砂川、矢島の文字がある。大きな庚申塔の左わきには2基の角柱がある。右の石仏は庚申塔で、青面金剛像が陽刻されていた。造立年は明和4年(1767)で大き法よりも古い。下部には「他村施入面々現當…(以下土中)」「施主芋窪新田」の文字が見える。
左の小さな角柱は馬頭観音である。正面の「馬頭観・」の文字しか読めず、上部は摩滅、下部は埋まっている。資料によると、大きな角柱型の文字庚申塔はこの辺りにあったガソリンスタンドの角に元からあり、青面金剛像の方は七軒家(現在は高松町、昔は芋窪新田)にあったものを集めたらしい。熊野神社があるあたりだろうと思う。馬頭観音については情報皆無である。
場所 立川市栄町3丁目1
| 固定リンク | 0





コメント