北原路地の庚申塔(日野市日野本町)
かつて立川から日野の渡しで多摩川を渡り、日野宿までの田んぼの中の街道を旅人が歩いた(逆もあり)。この日野宿の北側の広い地域を江戸時代から北原と呼んでいた。今は立日橋から広い都道が走っている。そんな北原の路地裏に小さな石仏が祀られている。
民家の塀の凹みに石仏が並んでいる。さりげない感じがとても良い。この辺りは明治時代には日野宿を挟んで南北に民家が広がってその北の端に位置していた。今も路地の間に用水路が開渠で流れている。
左端は舟型光背型の地蔵菩薩の庚申塔である。地蔵菩薩立像の足元には三猿がいる。造立年は元禄11年(1698)11月と意外に古いものであった。「庚申供養」の文字が見えるがあとは摩滅して読めない。右側面には4名の願主名がある。中央は舟型光背型の馬頭観世音菩薩。文字は摩滅して全く読めない。右端は地蔵菩薩像らしいが下部しか残っていない。
場所 日野市日野本町4丁目25-7
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