菅野川・朝日川
桂川解禁のミニOLMからわずか4日後の3月18日に再び都留漁協の管轄、菅野川・朝日川へ釣行した。都留インターを下りた時には既に8時を過ぎていたが、これが平日釣行の強みである。この時間に渓に着き、ゆったりと釣りをする。先行者がいても気にしない。そんな釣りが最近板についてきた。釣果がゆとりに反比例して減っているのは御愛敬。
玉川地区のスターらんどの前(通称火葬場前)でまず竿を出す。先日解禁ミニOLMがあったポイント。少し上流に遡り自動車学校の下流のトーフ石のポイントで魚影を見つけた。本当に濃い。じっと見ていると、葦際やトーフ石の際に何尾もいる。またトロ場にも泳ぎ回っているやつが居る。
しかし、餌釣りの得さんには何尾か来たが、毛鉤には1尾も来ない。水温は10度を超えているのになぜだろうか。悩みながら、戸沢川の合流点(写真)まで遡った所で場所を変えることにした。
菅野川を上流に向かう。菅野地区の手前、都留文化大小学校の下で釣り始める。手ごろな石の点在する、いかにも(魚が)居そうな渓相。しかし、出ない。餌にも出ないと得さん。100mほど遡ったところで先行者発見。入渓した場所でも道路から「釣れますか~?」と声を掛けてきた釣り人が居た。この辺りは釣り人が多い。都留漁協でもこの近辺にはかなり放流しているらしいので、平日にしては混んでいる。
やはり転戦することにした。朝日川が良いかもしれない。去年もイワナを見たし、山女魚も釣れるだろうから。朝日川の川名は地図によって異なっている。いったいどれが正しいのかはわからない。秋山村へ抜ける雛鶴峠から流れるのが大旅川のはず。しかし道路地図には朝日川とある。地元では大旅川らしい。大旅沢と言う人も居る。どれが正しいのか???
菜畑山に源を発する方の流れを釣り人は朝日川と呼ぶが、道路地図には大旅沢とある。つり人渓流フィールドでは入山谷と書いてある。何がなんだかわからない。ここでは朝日川の本流として朝日川の呼び名にした。
この辺りの流れは細いが落差もあり山女魚が居る。ただし盛期を過ぎると薮がきつくなる。その分、山女魚も残るから藪の好きな私としては好ましいのだが。去年はここで腹がオレンジ色をした居着きの沢イワナを見たのだが、今年は山女魚であった。各ポイントに山女魚が入っている。
しかし、ここの山女魚は本当にスレている。毛鉤を見切るのが早い。ひと流し目に掛けないと絶対に掛からない。多くの山女魚は数cm手前で反転する。良い集餌点にはかなりの大物も居るが、すぐ後ろに控えている番兵がうるさくて釣れない。番兵からして、スレッカラシなので始末に終えない。ようやく2尾を掛けた。奇麗な山女魚だった。写真がその1尾だが、あっぱれな山女魚達である。
朝日川は車が入れるため、つり人は多い。ゴミも比較的少ないが、ぜひ渓を奇麗に保ち、いつまでも釣り人の入れる林道であってほしいものである。林道を走り回っていた20年近く前はほとんどの林道で、モラルのために通行止めになることなどなかった。しかし、最近山や渓を汚す人が増えたためか、無茶をする若者が増えたためか、通行止めになる林道が後を絶たない。悲しいことである。
1998年3月18日 山梨県桂川水系菅野川、朝日川
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